抱っこ紐

抱っこ紐を使ううえで気を付けたい赤ちゃんの姿勢|正しい抱き方・誤った抱き方の違い

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抱っこ紐は、赤ちゃんとのお出かけや家事のときに大活躍する育児アイテム。しかし、装着や調整を誤ると、赤ちゃんの背骨や股関節に負担をかける恐れがあります。
本記事では、**「正しい抱き方」と「誤った抱き方」**の違いをわかりやすく解説し、具体的にnuna抱っこ紐での調整例もご紹介します。快適&安全な抱っこ紐生活を実現するためのヒントにしてくださいね。


1. 抱っこ紐で重要な赤ちゃんの姿勢とは?

● 背骨(Cカーブ)の確保

新生児期から1歳前後までは、赤ちゃんの背骨がゆるやかなCカーブ(背中が少し丸まった形)になっていることが理想とされています。背骨を無理やり伸ばしたり、反ったりすると、将来的に腰や首への負担が大きくなりかねません。

● 股関節の開きと膝の位置

抱っこ紐で足が下に垂れすぎると、股関節に余計な力がかかる恐れがあります。理想はM字開脚とも呼ばれ、赤ちゃんのお尻が膝より低い位置にあり、両膝が適度に開いた状態。これによって股関節脱臼リスクが軽減されると考えられています。


2. 正しい抱き方・誤った抱き方の違い

● 正しい抱き方の特徴

  1. 赤ちゃんの背中が丸みを帯びている(Cカーブ)
  2. お尻がしっかりシート部分に収まり、膝が適度に開いたM字姿勢
  3. 首・頭部のサポートが十分(首すわり前は特に注意)
  4. ママ・パパとの密着感があり、赤ちゃんがぐらつかない

● 誤った抱き方のサイン

  • 背中がまっすぐor反った状態:背骨に負担がかかりやすい
  • 足がぶら下がるように垂れ下がっている:股関節に負担がかかる
  • 抱っこ紐との隙間が大きすぎる:赤ちゃんが安定せず、落下リスクも
  • 首回りが固定されていない:首すわり前の場合、窒息やケガの危険性

3. nuna抱っこ紐の場合はどう調整する?具体例

nuna抱っこ紐は赤ちゃんのホールド感が高いと評価されていますが、調整の仕方によっては正しい姿勢を保ちにくい場合があります。以下のポイントを意識してみてください。

  1. 腰ベルトの高さを調整
    • ベルト位置が高すぎると、赤ちゃんの背中がまっすぐになりやすい
    • 腰骨(へそ周辺)にしっかり巻くことで、赤ちゃんを自然なCカーブに導ける
  2. 肩ベルトの締め具合を確認
    • 緩すぎると赤ちゃんが前かがみになる、または背中が反りやすい
    • しっかりフィットさせることで、赤ちゃんがママ・パパの胸に密着し、背骨を安定させやすい
  3. 股関節サポート用のアジャスターを活用
    • nunaのモデルによっては、お尻周りや股部分を広げたり狭めたりできる調整パネルがついている
    • これを使って赤ちゃんの膝がM字になるよう微調整
  4. 首すわり前は専用サポートやインサートを使用
    • 首すわり前の赤ちゃんを対面抱きする際は、追加パッドや新生児インサートを使い、頭と首をしっかりサポート

4. 抱っこ紐の安全性を高める3つのポイント

  1. 説明書をよく読み、推奨月齢・体重を守る
    • 誤った月齢での使用は、姿勢崩れの原因になることも
  2. 定期的に抱き方をチェックし、赤ちゃんの表情や呼吸を観察
    • 窒息リスクや負担がかかりすぎていないかを見極める
  3. 使用前にベルトやバックルの状態を確認
    • ほつれや破損がないか、毎回さっとチェックする習慣をつける

5. まとめ

  • 赤ちゃんの背骨・股関節の正しい位置を保つには、CカーブとM字開脚が大切
  • 抱っこ紐が誤った姿勢を固定してしまうと、背骨・股関節に余計な負担がかかりやすい
  • nuna抱っこ紐はホールド感が高い分、適切な装着調整が重要
  • ママ・パパと赤ちゃん双方の体格や月齢に合わせて、腰ベルトの高さや肩ベルトの締め具合をこまめにチェックする

抱っこ紐での正しい抱き方は、赤ちゃんの健やかな成長とママ・パパの負担軽減に直結します。nuna抱っこ紐もモデルごとに微妙な調整方法が異なるので、取扱説明書や公式サイトなどで確認しつつ、自分の身体に合った締め具合を研究してみてください。
赤ちゃんが安心して過ごせる姿勢をしっかり守りながら、心地よい抱っこ時間を楽しんでいきましょう。

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なりかわ
なりかわ
育児に奮闘中の30代です。 育児グッズなどのレビュー、商品の比較・研究を行っています。
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